平成22年三社祭報告 by仁保精親
平成22年5月14日・15日・16日の3日間、台東区浅草にて盛大に三社祭
が執り行なわれました。
その前に、簡単に三社神社の起こりの話をしておきます。
三社の起源は、1360年ほど前、この浅草がまだ海辺であったころ、桧前浜成
(ひのくまはまなり)、竹成(たけなり)の兄弟が漁猟していたところ、魚網に
1つの観音像を見つけ、土地の文化人である土師真仲知(はじまなかち)に見せ
たところ、「これは尊い観世音菩薩像である。堂舎を建て、祭ろう」といって、
祭ったのが今の浅草寺で、のち、この三人を浅草の開拓者として祭ったのが、
三社で後、徳川家康から三社大権現の尊称を奉じられ祭祀されるようになった事
に始まります。
最近では男性より女性が多く、幼い(悪ガキ)三人娘からアダルト三人娘まで
参加し、浅草の町を盛り上げています。この三日間、各町内から、拍子木の音、
威勢のいい掛け声、悪ガキの泣き声、ビックリした犬猫の鳴き声や道を走る救急
車のサイレンなどで大変な騒ぎが続きました。
私も負けてはおれないと、ハイテクノロジー仕様の祭礼用エヤー入り地下足袋を
購入し、土、日曜日と二日間担ぎ続けました。
神輿の中は満員電車、ラッシュ時状態ですが、セクハラと騒ぐ野暮な女性は、誰も
いないのがこの三社祭の特徴であり、男性より女性のほうが、攻撃的で足さばきが
うまくなってきています。
これも時代かなと思いつつ神輿を担ぎ続けました。結構きつかったですが、すがす
がしい気分を味わいました。
(雷門前にて、工事中のスカイ ツリータワーをバックに写真を撮りました。)
これから5月から10月までの半年間は東京23区、あらゆる場所で神社の大礼祭
が行なわれて行きます。
これから大江戸の祭の季節が始まっていきます。
以上、レポートはJIDA会員の仁保清親でした。