JIDA東日本ブロックニュース~2023年9月号〜
東日本ブロック 浅香 秋也
先日ラジオで「梨が店頭に並びだすと夏の終わりをかんじます」という会話があり、
話半分で聞き流しながら、とはいえ朝晩には多少秋をかんじる気も、、皆様いかがでしょうか。
今月もどうぞよろしくお願いいたします。
【23年9月号目次】
1:東日本ブロック新会員紹介
2:展示会などの告知
3:コラム
4:編集後記
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1:東日本ブロック新会員紹介<2020~> 担当:佐野 正
2020年以降コロナ禍の影響で会員同士の交流機会が減少していましたが、
少しずつリアルなJIDA活動も動き出してきました。
2020年以降に入会された皆さんを“新会員紹介コーナー”としてご紹介いたします。
JIDA活動参加への最初のステップとして、ニュースをご覧の皆様どうぞ宜しくお願い致します。
■岡部 千幸
勤務先: 株式会社cenco
主な分野:UIデザイン、UXデザイン
申込動機:ソフトウェアやWEBサイトのUIデザインに主軸を置いていますが、今後は工
業製品のUIデザインについても携われたらと申込みいたしました。
活動希望:ソフトウェアやWEBサイトのデザインについて、お役に立てることがあれば活動していきたいと思っています。
E-mail:chiyuki.okabe@cenco.design
■荒川 尚久
勤務先:フリーランス
主な分野:アパレル企画開発・ヘルスケアプロダクト開発
申込動機:活動の幅を広げたい
活動希望:他分野のデザイナーとの交流、セミナーへの参加
E-mail:nohs0903@gmail.com
■鳥飼 啓介
勤務先:TORI PROJECT
主な分野:デザインコンサルティング、自動車デザイン、プロダクトデザイン
申込動機&活動希望:日本の⼯業デザインの発展に貢献し、セミナー、ワークショップ等への参加を希望。
E-mail:toritori05057505@gmail.com
■長尾 徹
勤務先:千葉工業大学 創造工学部デザイン科学科
主な分野: 家具、医療工具等のプロダクトデザイン
申込動機: 活動自体には興味があり、御協会でまとめられた「インダストリアルデザイン」の執筆担当などは行っていた。本務多忙により入会し活動を行うのにためらいがあったが、教員生活も終わりに近づいたので何かやってみようと思い立ったため。
また、ノンデザイナー向けの啓蒙活動として(一社)ブランディングデザイン協会を主催しています。
活動希望:デザイン教育をおこなって30年になる経験を活かせる活動を希望します。
E-mail: toru.nagao@p.chibakoudai.jp
Webサイト:https://www.bd-assoc.com
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2:展示会などの告知
荒川技研工業50周年記念展「ubique」
2023年9月1日(金)~9月12日
https://www.arakawagrip.co.jp/50grips/ubique/
「GOOD GOODS ISSEY MIYAKE『工夫 KUFU』」
2023年8月1日(火)~9月8日(金)
https://www.isseymiyake.com/blogs/cube/16888
「Material, or」
2023年7月14日(金)~11月5日(日)
https://www.2121designsight.jp/program/material/index.html
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3:コラム 担当:皿谷 知之
~HCD(Human Centered Design)プロセス導入支援~
医・工・デザイン連携研究部会に所属しております皿谷(さらがい)知之です。
私は普段は医療機器や産業機器のインダストリアルデザイン、GUIデザインをメインに活動しており、その中で機器メーカーに対してHCD(Human Centered Design)プロセスの導入支援なども行っています。
HCDは「人間中心デザイン」などと訳されますが、HCDプロセスを製品開発全体に導入することで、機器を使用するユーザや間接ユーザの使い勝手や潜在的な要求を明確化し、より使いやすい「利用時品質」の高い製品の開発が期待できます。
出典:HCD-Netホームページ
https://www.hcdnet.org/hcd/column/hcd_06.html
元々デザイナーの我々はそれらを潜在的に理解し、ユーザ像を想定しプロトタイプによる検証などを行い、デザインを行っていましたが、それらを製品開発全体のプロセスに拡大し、営業担当や企画・仕様作成担当、設計担当者まで理解してもらい、プロジェクト全体でユーザ像を想定しながらプロトタイプによる試作評価などを実際のユーザも交え、短期間で繰り返すことで、より「利用時品質」の高い製品開発を行うことができます。
今の医療機器や産業機器などは、機能や拡張性など「製品品質」を高める事に重きを置き、利用状況やユーザへの配慮が足りない製品が、まだまだたくさんあります。そこで、HCDプロセスの導入をメーカーに対して行うことで、請負業務ではなく、メーカーの製品開発プロジェクトの上流からデザイナーとして伴走型の製品開発を行うことができ、また、製品開発の担当者全員が自分事としてユーザの問題点の解決に取組む
ことができる利点もあります。アウトプットのみを求められる業態から共同開発者として一緒に製品開発の上流から下流まで参画できることはとても重要で意味のあるものになっています。
昨今、製品設計の現場でも「UX」や「利用時品質」という言葉が一般的に聞かれるような時代になってきています。「利用時品質」も考慮して開発する事が、より良いUXを生み、さらなる事業や会社の発展に寄与する事を、各担当者みずからが理解する事で、デザイナーの存在意義やデザインの可能性を多くの方に知って頂ける機会にもなると思います。
今後も医・工・デザイン連携研究部会やブロックイベントなどを通して当方の活動なども発信していければと思っておりますので、どうぞ宜しくお願い致します。
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4:編集後記
事務所で昔のカセットテープを見つけまして久しぶりに手にとってみたところ、サイズや素材のかんじが懐かしくもありモノとしてすごく良い!とかんじてしまいました。カセットテープについて少し調べたところ1962年にオランダフィリップス社が開発したものとのこと。録音防止のために上面の爪を折るとか、もうすでにその頃に設計されていたのでしょうか。懐かしいですね。
メディアは移り変わるものとはいえ、物質としての存在することは人の体験としてやはり重要なのかなと昨今のアナログメディアの(一部)ブームを見ていても感じるところです。
■お問い合わせは、JIDA事務局まで
公益社団法人 日本インダストリアルデザイン協会
Japan Industrial Design Association/JIDA
〒106-0032 東京都港区六本木5-17-1 AXISビル4F
Phone : 03-3587-6391 Facsimile : 03-3587-6393
E-mail : jidasec@jida.or.jp
JIDA東日本ブロックE-mail : jida-east@nifty.com
URL : https://www.jida.or.jp/
配信日時: 2023/ 9/ 1