JIDA東日本ブロックニュース~2023年3月号〜
東日本ブロック 浅香 秋也
【23年3月号目次】
1:研究会活動報告・告知
2:東日本ブロック新会員紹介
3:展示会などの告知
4:コラム
5:お知らせ
6:編集後記
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1:研究会活動報告・告知
【デザインビジネス研究会】(担当:小林 浩一)
■セミナー「補助金を上手に活かそう! 活用・申請のポイントを学ぶ」実施報告
2/9、(株)ツインエコ代表・早田氏をお迎えして、採択率を高める補助金申請を行う
要点や、各種補助金のビジネス活用例などの知見をご講演頂きました。
公認会計士勤務の経験を経て、公的な補助金を活かし、独自に「しゃべるライト・
おしゃべり電球」を開発し事業化に取り組んでおられます。
早田氏が、自社ビジネス展開に繋げているポイントを、プロダクト開発の側面支援
にも役立つ補助金について具体的なケースを例に書類作成の秘訣を伺い、デザイ
ン業の開発力・提案力の強化に活かすための補助金活用法を学びました。
補助金の年度内の公募開始タイミングのこまめなチェックを行うこと、公募開始時
に応募資料がまとめられるように、予め申請書面を準備しておくことから始まり。
申請受理後、補助金受給までの自己資金充当への注意点や経費対象の科目、対
象外の科目など、受理後の経費支出の不手際で、予算が削られたり不受理になり
やすい要点も伺いました。
製品開発に応用する場合は、手元自己資金での開発の補助的役割と捉えること。
販路開拓の補助資金として使う場合、展示会出展費用や告知宣伝の補助予算と
することなどを御指南頂きました。
さらに、氏がコンサルタントとして実際に補助金を使い業容転換した事業者の事例
をあげて、加点項目を意識して書き上げた応募書面と、受理事業を進める中で
報告書を書き上げる上でのNGポイントまで、ご自身が実務家として行われる事業
経験を下敷きに、且つ公認会計士として智見を余すことなく活かした実践的な補
助金活用方法をご教示頂きました。
【東日本ブロックイベント】(担当:吉田晃永)
■「Namegataフェス&マルシェin北浦の丘」
~廃校に風を~
茨城県行方市にて廃校を活用した「廃校活用のマルシェ」にJIDAブースとしてセ
ルフプロダクトなどを持つデザイナー9社が集まり販売を試みました。
総務省から過疎地域に指定された行方市ですが、2022年から、市長など市の方々
とも協力体制をとりながら「デザインが地域振興にどのように役立つことができるか」
キャンプやワークショップなどを通して試行錯誤する試みの1つでもあります。
出店者の中には、TASK事業(DB研)からの成果物をワークショップと共に販売した
り、3Dプリンターを実際に動作させてプリントしながらの販売をするなど、各社様々
な工夫をして販売を実施しました。
今回このマルシェは市としても初の試みでしたが、約5,000人を超える多くの来場
者を迎え、JIDAブースにも引っ切り無しに人が行き来して大きく盛り上がりました。
今回は参加する我々も全くの初めてのイベントでありましたため試験的に参加しま
したが、次の機会にはより計画的に行ってゆく予定ですので、皆様もぜひご参加を
宜しくお願い致します。
<Namegataフェス&マルシェin北浦の丘>
~廃校に風を~
日時:2022年2月12日(日)9:00~16:00
会場:茨城県行方市 旧北浦三育中学校 旧校
JIDA出店:9社(出店参加者:14人)
来場者:約5000人
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2:東日本ブロック新会員紹介<2020~>(担当:佐野 正)
2020年以降、コロナ禍の影響で会員同士の交流機会が減少したため、新たにJIDA
へ入会した皆さんの活動参加が難しくなっていました。
そこで若干時間を遡りますが“新会員紹介コーナー”として、毎月ご紹介します。
JIDA活動参加への最初のステップとして、ニュースをご覧の皆様どうぞ宜しくお願い
いたします。
■竹下早紀
勤務先:武蔵野美術大学 工芸工業デザイン学科インテリアデザインコース助手
主な分野:ものと人と空間の関係性について考えるデザイン
申込動機:デザイナーとの交流を通じ、制作活動を活発に行いたい
活動希望: デザイナーとの交流、プロジェクトへの参加
E-mail:info@sakitakeshitadesign.com
Webサイト:https://www.sakitakeshitadesign.com/
■松田智子
勤務先:才能教育アカデミー世⽥⾕デザイン
主な分野:プロダクトデザイン(オーディオ機器、ビデオ機器等)、教育、作家
過去に三洋電機、日本ビクター、未来技術研究所、ケンウッドデザインでインダス
トリアルデザイナーとして活動。Gマークを複数受賞。
現在は幼児から大学生、障害のある生徒へ学校等で講師、教師として指導。
作品制作、販売。
申込動機:これからのデザインについてより積極的な活動を⽬指し入会希望します。
活動希望:様々な交流会、セミナー、委員会等に参加できればと考えております。
E-mail:info@setagaya-design.com
Webサイト:https://setagaya-design.com/
■安齋利典
勤務先:公立大学法人札幌市立大学 デザイン学部
(4月より実践女子大学 生活科学部 生活環境学科 プロダクトデザイン研究室)
主な分野:プロダクトデザイン(オーディオ機器、ビデオ機器、無線機器等)
申込動機:会の行事参加や会員との情報交換により、新しい知見が得られること
に期待しています。
活動希望:行事への参加
E-mail:t.anzai@scu.ac.jp
Webサイト: https://www.scu.ac.jp/
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3:展示会などの告知
「BIG-GAME:BOX」
2023年2月18日(土)~3月25日(土)
https://commons.karimoku.com/news/detail/ajsd5lvlurwy/
「世界のクリエイティブがやってきた!2022」
2023年2月11日(土)~5月6日(土)
http://www.admt.jp/
「The Original」
2023年3月3日(金)~6月25日(日)
https://www.2121designsight.jp/program/original/
「交歓するモダン 機能と装飾のポリフォニー」
2022年12月17日(土)~2023年3月5日(日)
https://www.teien-art-museum.ne.jp/exhibition/221217-230305_ModernSynchronized.html
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4:コラム(担当:蓮見孝)
■企業から大学へ:地域のネットワークをいかす
―1990年代にEVの開発に参画―
20年間に及ぶ日産テクニカルセンター(神奈川県厚木市)勤務から、筑波大学教員
に転出したのは32年前のこと。縁もゆかりもない茨城県での暮らしは退屈そうだ
し、微々たる研究費ではカーデザインからも縁遠くなると思われました。
しかし地域社会は、果樹のように、一見地味な樹形の下にしっかりとした人間関係
の根を張っていました。大学のすぐ近くに国立環境研究所があり、清水浩総合研
究官が実験的EV(高速走行をめざす電気自動車)の開発をおこなっているという
情報を得て、さっそく連絡を差し上げ、EVの開発プロジェクトに参加することができ
ました。
私が関わったのは、タンデム型2人乗りの小型EV「Luciole(ルシオール)」や、公募
で集まったメンバーによる参画型EV開発プロジェクト「P-Start」でした。
まだ誰もEVの可能性に注目していなかった時代背景の中で、慶應義塾大学教授
となった清水先生が2000年代初頭に開発された、「Eliica(エリーカ)」という8輪の
ボギーフレームを持つ画期的なEVは、370km/hの世界最速記録を樹立しました。
効率的でシステマチックな開発をおこなう企業とは異なり、研究開発の世界には、
絵本のページをめくるような夢や物語性が満ちていました。清水先生は、今年4月
に開校する「電動モビリティシステム専門職大学」の初代学長に就任されますが、
私も多少のお手伝いができたらと思っています。
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5:お知らせ(担当:堀内智樹)
~JIDAの選挙に投票しよう!~
皆様の手元に選挙資料が届いていると思いますが、現在、センター(役員)と東日
本ブロック(運営委員)の選挙が始まっています。
昨年12月22日に告示され、ウェブ投票ページにて投票を行います。私も入会当時、
センターとブロックの違いがわかりませんでした。センターはJIDA全体の役員を決
める選挙です。ブロックは各ブロックの運営委員を決める選挙です。
センターは国選選挙、ブロック選挙は都道府県知事選挙と考えれば判りやすいで
しょうか?
自分たちの職能団体であるJIDAの未来を決める大切な選挙です。
忘れずに必ず投票しましょう。
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6:編集後記
先日梅を見に深大寺公園に行って来ました。天気もよく老若男女たくさんの人で賑
わってました。お蕎麦を食べ参道では食べ歩き、近所の温泉施設に寄ってとすっ
かりいい気分で帰りました!
写真をひとつ↓梅の香りはいいですね。
■お問い合わせは、JIDA事務局まで
公益社団法人 日本インダストリアルデザイン協会
Japan Industrial Design Association/JIDA
〒106-0032 東京都港区六本木5-17-1 AXISビル4F
Phone : 03-3587-6391 Facsimile : 03-3587-6393
E-mail : jidasec@jida.or.jp
JIDA東日本ブロックE-mail : jida-east@nifty.com
URL : https://www.jida.or.jp/
配信日時: 2022/ 10/ 3