2016年6月27日
スタンダード委員会 セミナー部会 【第78回勉強会】
テーマ: 素材が解決するイノベーションアイデア
講師 : Material ConneXion Tokyo (株)エムクロッシング 代表取締役 吉川久美子 氏
参加者:24名
会場 : Material ConneXion Tokyoショールーム 青山
1、Material ConneXion社とは
世界各地から集めた先進素材7500点以上をデータベース化し、世界各拠点でライブラリを展開。
日本での唯一のライブラリが青山のMaterial ConneXion Tokyoショールーム。マテリアルライブラリー、
製品開発コンサルティング、素材プロモーションを展開。
会員制の素材ライブラリーで実物サンプルを展示、素材のデータベースWeb検索、コンサルティングをしている。 素材は、以下8つのカテゴリーに分類。
・ポリマー
・自然素材
・親
・ガラス
・カーボン
・セメント
・セラミック
・加工プロセス
2、MCX社の提案
開発の初期段階に、関係する業界に限らず、横断的に多くの素材に触れることに下記の効果がある。
・新しい価値の発見、既知の素材の新しい用い方、あたらしい表現
・高性能、最適機能
・サステナブル
・付加価値
・アイデアのインスピレーション
3、MCX社の利点
世界中から常に新しい素材を紹介。2016ミラノサローネで発表されているが、新しいコンセプトを具現化する新素材についてコンサルティングしている。
Q&A
Q:求めているものを探し当てるのが大変そう。
A:会員向けWeb検索システムがあり、そこでの詳細ページで、原産国、メーカー名、原材料、組成、特性、可能な加工法、
取得済認証など生産に必要な基本情報を紹介している。メーカーに直接コンタクト可能。ショールームで相談に応じる。
Q:スタンダードな素材では無く、新奇なものが多い。
A:いち早く新素材を集めている。毎月30−40点の新素材を追加し、生産中止の素材は外していく。
Q:使い道の決まっていない素材も多いようだが?
A:用途は自由に考えてほしい。用途開発を待っている素材展なども検討したい。
Q:会員制とは?
A:人数に応じた法人会員と、個人会員、アカデミー会員があり、年会費制である。
Material ConneXion Tokyoのトップページ http://jp.materialconnexion.com/Default.aspx より、
会員制マテリアルライブラリーから→ Materials Libraryと進み、Membership > 、または、For School & Universities >に会員募集情報が載っている。