JIDA

第68回「新開発 - 表皮材三次元立体編SEAT」

 

北陸エステアール協同組合

CBC株式会社

<三次元立体編SEAT 新表皮材のご紹介>

 

レディースインナー用生地及び二次製品の企画・製造メーカーである北陸エステアール協同組合(本社:富山県小矢部市、理事長山口哲雄)では、

自社の経編 技術を活かし、起毛面を有した3次元立体編物をイス用新表皮材として開発しました。

 

詳細は下記をご参照ください。

http://www.jida.or.jp/pdf/seatsozai-121106

 

この表皮材はダブルラッシェル機で表側編地と裏側編地が連結糸にて

同時編立されたもので、連結糸の高さを変えることにより表皮材の厚さが変えられます。

(6~25mm)。連結糸はクッションの役目を果たし、また表側編地には起毛が可能ゆえ(特許)、

クッション性やファッション性に優れた高級感のある軽量表皮材です。

通気性にも優れております。

 

現行車シート材は表皮材(織物・ニット・本革等)に裏地やウレタンフォー

ムが接着加工された4 層構造です。

ウレタンフォームは焼却処分時有害物質を発生させ、接着剤はVOC を含み

人体への健康問題が懸念されます。

また異なった材質にて構成されているためリサイクルコストが高くつきます。

 

3次元立体編新表皮材は接着剤を一切使用しておらずかつ同一系の材質

(ポリエステル系)にて構成されているためリサイクル代も安価となり、

健康や環境に配慮された製品です。

既に日本、中国、韓国等5ケ国で特許成立済、他12ケ国に特許申請されております。

 

自動車、電車、飛行機、事務、ホール、スタジアム等のイスの新表皮材としての利用はもとより、

クッション性、ファッション性、通気性に優れている特長を活かし

軽量化された新しいコンセプトのイスをご考案頂きたくご紹介申し上げます。