第105回「世界は鉄でできている ~鉄づくりの現場を体感せよ~PartⅡ」 :: JIDA公式サイト
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第105回「世界は鉄でできている 」~鉄づくりの現場を体感せよ~PartⅡ

 

[開催趣旨]
常に世界に誇る最先端製品を生み出し続け、挑戦を続ける日本製鉄。昨年6月の東日本製鉄所(君津)に続き、このたび、瀬戸内製鉄所(堺)での工場見学会を開催しました。

日本製鉄の瀬戸内製鉄所(堺)は、冷延鋼板や最新の表面処理鋼板の量産拠点として重要な役割を担っています。その製造現場をご覧いただくことに加え、「F-Tech.Plaza」という各種ソリューションご提案のためのショールーム施設を見学。

鉄は、最も身近な素材であり、何度でも何にでも生まれ変われるサステナブルな素材です。鉄へのご理解を深めていただく貴重な機会として、多くの方のご参加いただきました。

【開催日】 2025年3月13日(木)13:00 ~17:00
【題 目】 「世界は鉄でできている ~鉄づくりの現場を体感せよ~PartⅡ」
【講 師】 日本製鉄株式会社(JIDA賛助会員企業)
         瀬戸内製鉄所 首藤 努氏
         薄板営業部 浜崎由基氏 ほか
【参加人数】 13名
【開催場所】 瀬戸内製鉄所 阪神地区(堺)  〒592-8332 大阪府堺市西区石津西町5番地     

 

参加者の集合写真

【プログラム】
第1部 製鉄所(瀬戸内製鉄所阪神地区(堺))の概要説明と工場見学

瀬戸内製鉄所阪神地区(堺)に到着後、製鉄所概要、鉄鋼製品の製造工程を学んだのち、実際に鉄づくりの現場を見学しました。

最先端の表面処理鋼板を製造する各設備、具体的には熱延鋼板を酸洗・冷間圧延、焼鈍の後、表面処理(溶融亜鉛めっき、塗装)する各設備を視察しました。それぞれ巨大な連続ラインを目の前に、日本製鉄社員から各工程に関する詳細な説明があり、参加者との活発な質疑応答がありました。  

[左上]堺駅(南海本線)集合:日本製鉄社員の方にお出迎えいただきバスで工場へ
[中上]ようこそ、瀬戸内製鉄所阪神地区(堺)へ
[右上][下]概要説明の様子

[左][右上]工場内見学の前に、鉄の製造工程について学ぶ様子
[右下]工場見学に伺う前に…ユニフォームに着替えて


[写真]鋼板製品(コイル)
※工場内は撮影禁止区域のため、下記WEBサイト・資料を参考添付いたします
(参考)
日本製鉄(株)瀬戸内製鉄所 ホームページ 
日本製鉄(株)瀬戸内製鉄所 パンフレット 


第2部 F-Tech.Plaza概要説明と視察、自由討議(ワイガヤ)

F-Tech.Plaza(各種ソリューション提案のためのショールーム施設)にて、概要・展示内容について説明を受けたのち、カーボンニュートラル実現に向けた日本製鉄の挑戦、そしてお客さまの加工工程を含めたCO2排出量削減へのソリューション提案事例などについて、豊富な加工例や実際の採用例を見ながら、自由かつ活発な意見交換をすることができました。特に最新の高機能鋼板(高耐食めっき鋼板・意匠性鋼板)について理解を深め、適用イメージを膨らませることができました。

[左上]F-Tech.Plaza2階ソリューションフロア全景
[中上][右上]加工例・採用例を見ながらの意見交換会
[左下]日本製鉄の挑戦について勉強会および意見交換会の様子
[左中下]意匠性鋼板の加工例や採用例の現物
[右中下]高耐食めっき鋼板採用によるCO2排出量削減ソリューション事例の現物
[右下]加工例・採用例を実際に触りながらイメージを膨らませる参加者

【参加者の声】
・普段、商品として使う鋼板の製造工程を見学でき、製造する設備の大きさや工程が良くわかり興味深かった。
・F-tech.Plazaにて、日本製鉄各商品の適用例・加工例を多く見ることができた。鋼板の曲げ加工や、溶接に代わる接着テープ等での接合などについて、新しい情報も得られた。
・前回の君津(24.6)では上流工程、今回の堺(25.3)では下流工程を見学でき、一貫した製鉄の工程を学ぶことができ、非常に良かった。
・日本製鉄が高耐食めっき鋼板や意匠性鋼板の開発と市場投入を通じ、後めっき、塗装や仕上げの工程省略による環境配慮、CO2排出量削減ソリューションに力を入れていることが理解できた。
 等の感想がありました。

(参考)
日本製鉄の高機能製品・ソリューション技術一覧「NSCarbolex Solution」 
日本製鉄グループの意匠系ブランド群 デザイニング・メタル 
【NIPPON STEEL】鉄は、人と地球とともに(動画06:20) 
【NIPPON STEEL】カーボンニュートラルビジョン(動画06:26)