【開催趣旨】
常に世界に誇る最先端製品を生み出し続け、挑戦を続ける日本製鉄。その中核製鉄所の一つである東日本製鉄所君津地区で、鉄づくりの現場を体験します。
東京ドーム220個分(千代田区の面積に相当)の広大な敷地の中、ダイナミックで精緻な鉄鋼製品の製造工程を視察します。日常生活では見られない巨大な設備で、鉄が溶かされ、延ばされ、製品になる過程を間近で体感できるのが大きな魅力です。
鉄は、最も身近な素材であり、何度でも何にでも生まれ変わることができるサステナブ
ルな素材です。カーボンニュートラル実現に向けた日本製鉄の挑戦や、未来デザインに貢献する高機能鋼板デザイニング・メタルについて学びます。
【開催日】 2024年6月25日(火)13:00~17:00
【題 目】 「世界は鉄でできている~鉄づくりの現場を体感せよ~」
【講 師】 日本製鉄株式会社(JIDA賛助会員企業)
薄板営業部 浜崎由基氏・塩田梨紗氏ほか
【参加人数】 26名(会場26名)
【会 場】 日本製鉄株式会社 東日本製鉄所/君津地区
【プログラム】
第1部 製鉄所(東日本製鉄所君津地区)の概要説明と工場見学
東日本製鉄所君津地区の本館にて、製鉄所概要、鉄鋼製品の製造工程を学んだのち、実際に鉄づくりの現場(高炉、連続鋳造、圧延)を見学しました。
(参考)日本製鉄(株)東日本製鉄所 案内
東日本製鉄所君津地区 第4高炉前にて
参加者からは、
・「製鉄のプロセスを間近で見学でき、理解出来たことはモノづくりに関わる一人として知見を深める良い機会となった。」
・「エネルギーを効率よく活用する設備・システムと工夫がよく学べた。」
・「長い年月をかけて、製鉄所一体が独自の生態系を醸成し、動植物と共存をしていることを実感できた。」
・「建築部材に近い部品の構造体として普段から鉄を使っている。一方で今まで鉄そのもの製造現場を見たことがなく、設計や開発をしていくにあたり失礼な状況であったが、今回、勉強会という形で見学できたこと、鉄の熱さを自分自身の肌をもって体感できたことは今後の製品開発業務の血となり、肉となると思っている。」
等の感想がありました。
第2部 カーボンニュートラル実現に向けた日本製鉄の挑戦と、未来デザインに貢献する高機能鋼板デザイニング・メタルについて
下記について学びながら、活発な質疑応答をいたしました。
特に高機能鋼板デザイニング・メタルについて、現物や加工例を見ながら様々な意見交換をすることができました。
〇 鉄鋼製造の現状と環境対策
〇 カーボンニュートラル実現に向けた日本製鉄の挑戦
〇 お客さまのCO2排出量削減への貢献に向けた取り組み
〇 未来デザインに貢献する高機能鋼板(デザイニング・メタル)
(参考)【NIPPON STEEL】鉄は、人と地球とともに(動画06:20)
(参考)【NIPPON STEEL】カーボンニュートラルビジョン(動画06:26)
(参考)日本製鉄グループの意匠系ブランド群 デザイニング・メタル (資料)
ヘアライン調電気めっき鋼板 FeLuce(フェルーチェ)
黒色めっき鋼板 黒ZAM
プレコート鋼板 ビューコート
電設資材系標準の色彩意匠を有する着色鋼板 スーパーダイマGB
現物や加工例を見ながら様々な意見交換をする参加者
【素材加工研究委員会 関連稿】
第37回「金属粉末射出成形」勉強会
https://www.jida.or.jp/activity/research/standard/37
第27回「カラーステンレス」勉強会 2006年11月8日