JIDA東日本ブロックニュース~2023年8月号〜
東日本ブロック 浅香 秋也
ついに夏本番になりました。最近は9月の終わりもしくは10月も夏かな、、と思うこともしばしばです。
長く暑い季節、皆様くれぐれも体調管理にご注意下さい。
【23年8月号目次】
1:東日本ブロック新会員紹介
2:展示会などの告知
3:コラム
4:編集後記
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1:東日本ブロック新会員紹介<2020~> 担当:佐野 正
2020年以降コロナ禍の影響で会員同士の交流機会が減少していましたが、
少しずつリアルなJIDA活動も動き出してきました。
最近入会された皆さんを“新会員紹介コーナー”としてご紹介いたします。JIDA活動参加への最初のステップとして、ニュースをご覧の皆様どうぞ宜しくお願い致します。
■白井 晃平
勤務先:HaKU Design Studio / 株式会社日立製作所
主な分野:プロダクトデザイン全般
申込動機:プロダクトデザイン・工業デザインに関する情報交換や交流を通じて、新し
い視座の獲得や人脈を広げることで、個人としてデザインの仕事に関わる機会を広げ
たいと考えています。
活動希望:エコデザイン研究会、他
E-mail:kohei@haku-design.com
Webサイト:https://haku-design.com/ ・ https://www.hitachi.co.jp/
■稲坂晃義
勤務先:千葉工業大学 創造工学部デザイン科学科
主な分野:空間デザイン、データビジュアライゼーション
申込動機:JIDAの活動には以前から興味があり、会員の千葉工業大学赤澤智津子氏より紹介頂き申込に至りました。デザインの領域は拡大しており、これからの社会・経済の持続的発展や生活文化の向上のために、従来から脈々と続く工業デザインに加えて様々な領域のプロフェショナルが活動されているJIDAにおいて、自分自身の専門性を試してみたいと思っています。さらにはその専門性を伸ばしさらなる展開を期待して申し込み致しました。
活動希望:主な活動として、次世代人材の育成のための体験活動事業、特に学生デザインワークショップや子どもワークショップなどの活動を希望します。その他にも、調査・研究及びその普及に関する事業として、デザインツールの開発などにも興味があります。人材の育成とデザイン領域の拡大と深化に関わる両面から関わり、微力ながら貢献できればと思います。
E-mail:akiyoshi.inasaka@p.chibakoudai.jp
Webサイト:https://inalab.info/
■青木友希
勤務先:千葉工業大学
主な分野:UXデザイン
申込動機:きっかけは勤務先の千葉工業大学 創造工学部 デザイン科学科の赤澤智津子教授にご紹介いただき、入会を検討しました。また、前職の株式会社ニコンでJIDA様より「JIDA DESIGN MUSEUM SELECTION 23」をいただき、興味をもっていました。デザイン業界の活動としても非常に価値のある活
動をされている団体なので、是非活動に参加したいと思い申し込みました。
活動希望:活動を希望するのはご紹介いただいた赤澤智津子教授のご担当されている、体験活動事業を希望します。委員会について入会後決定したいと思っています
が、現在は学生支援委員会を希望しています。
E-mail:yuki.aoki@p.chibakoudai.jp
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2:展示会などの告知
「フィンランド・グラスアート 輝きと彩りのモダンデザイン」
2023年6月24日(土)~9月3日(日)
https://www.teien-art-museum.ne.jp/exhibition/230624-0903_FinnishGlassArt.html
「開館20周年記念展 中川衛 美しき金工とデザイン」
2023年7月15日(土)~9月18日(月)
https://panasonic.co.jp/ew/museum/exhibition/23/230715/
「Material, or」
2023年7月14日(金)~11月5日(日)
https://www.2121designsight.jp/program/material/index.html
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3:コラム 担当:安原 七重
~日本臨床工学会にデザイナーとして初登壇しました~
医・工・デザイン連携研究部会に所属している安原七重です。
7月21日から23日まで広島国際会議場で開催された「日本臨床工学会」のセッションに登壇し、
お話をしてきました。
https://www.kwcs.jp/jace33/
広島国際会議場は、平和記念公園の一画にあり、会議場をはさんだ公園の向こうには原爆ドームがあります。5月のG7サミットで、各国の首脳が記念撮影した場所にはテントが設置され、8月6日の平和記念式典の準備が進められていました。猛暑の中、汗をぬぐいながら外国人観光客で賑わう公園を横切り、少し緊張しながら初めての学会に向かいました。
「日本臨床工学会」とは、臨床工学技士の学会です。耳慣れない方もいらっしゃるかもしれませんが、臨床工学技士とは国家資格で、医療機器の専門職です。病院や診療所で医療機器を安全に使えるように管理をしたり操作をする業務を担う職業なので、医療機器に最も近い医療スタッフといえるかもしれません。
私たちの会社でも、医療機器のデザインをする際には、臨床工学技士のアドバイザーに助言をお願いしています。
最近は、医師や臨床工学技士などの医療従事者が、機器開発に携わったり、起業することも増えてきました。医工連携推進事業として、さまざまなプロジェクトが立ち上がっています。
しかし、新規開発をスタートする時、プロジェクトの上流段階で「デザイン」という言葉が出てくることは滅多にありません。人間中心の視点であったり、使いやすさの追求という点については、プロジェクト推進者の意識の外にあることがまだまだ多いようです。このことに問題意識を持つ学会運営サイドの方からオファーがあり、今回初めて、医療機器開発とデザインの関わりについてお話しする機会をいただきました。
私が参加したセッションでは、以下の3名がそれぞれの立場から事例などを通じた発表を行いました。
1)ヒューマンファクターズについて:臨床工学技士 小山さん
2)医療機器のプロダクトデザインについて:サカキメディカルデザイン 榊原さん(JIDA会員)
3)医療機器のUI/UXデザインについて:ジャイロ 安原
各自持ち時間が15分という短い時間のなかで、内容を削ぎ落として伝えなければならず、事前に関係者で何度も打ち合わせをし、言葉の定義を確認しあうなどして発表内容を絞り込んでいきました。この準備のプロセスも非常に良い勉強になり、貴重な体験になりました。
発表を終えて、「臨床工学会でデザインの話ができたのは大きな一歩」「デザインの重要性について認識が浸透したのでは」などという声がたくさん聞かれました。異分野からの登壇ということで、手探りの中での発表となりましたが、このような積み重ねが大きなムーブメントとなることを期待したいです。
医・工・デザイン連携が良い形で実を結んでいくことを願いつつ、これからも活動を続けて行きたいと思います。
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4:編集後記
暑い夏、なんだか気分も参ってしまいそうになりますが、街中では装着出来る扇風機がもはや定番となり、その他冷感グッズなど自分が子どもの頃には見なかったプロダクトがどんどんと現れ気づかないうちに当たり前になっております。気候変動や地球温暖化など考えると頭が重くなりそうな話題も多いのですが、なるべく負荷の少ない方法で生産された「もの」によって少しでも気持ちが前向きになれると良いなと、小型の
扇風機を持ち歩いて暑い中楽しそうにしている子どもたちを見て思ったりしました。
<JIDA事務局よりお知らせ>
事務局の夏季休暇は8月14日(月)~17日(木)です。
休暇中のお問合せは、メールもしくはFAXでお願いいたします。
休み明けの8月18日(金)以降、順次対応させて頂きます。
ご不便をおかけいたしますが、予めご了承頂きますようお願いいたします。
■お問い合わせは、JIDA事務局まで
公益社団法人 日本インダストリアルデザイン協会
Japan Industrial Design Association/JIDA
〒106-0032 東京都港区六本木5-17-1 AXISビル4F
Phone : 03-3587-6391 Facsimile : 03-3587-6393
E-mail : jidasec@jida.or.jp
JIDA東日本ブロックE-mail : jida-east@nifty.com
URL : https://www.jida.or.jp/
配信日時: 2023/ 8/ 1